ご挨拶 内山槙 大会実行委員長

内山槙

大会実行委員長 / 鵬玉会愛知支部名古屋場所長

<ご紹介>
無外真伝無外流居合兵道 初段
第7回全日本居合道試し斬り選手権大会 新人枠3位
第4回中部居合道形選手権大会 一般の部3位
【演武出演歴】
京都くろ谷金戒光明寺 新選組160年記念 演武
筑前一宮筥崎宮 奉納演武 / 名古屋東照宮 奉納演武 / 武蔵一宮氷川神社 奉納演武

「抜き打ちの形の初太刀」で「鮮やかに斬る」、無外流の醍醐味

<ご挨拶>
箱館戦争155年の前年から

 幕末から続き、旧幕府軍と新政府軍の最後の戦いとなった函館戦争から155年を記念した昨年の五稜郭大会から1年が経ちました。本年の第9回全日本居合道試し斬り選手権大会を天下の御三家、尾張徳川家の名古屋城にて開催できること、大会開催にあたりご理解、ご支援を賜りました名古屋市、名古屋城管理事務局の皆様ならびに一般社団法人名古屋スポーツコミッション様、および他関係者様各位へ厚く御礼申し上げます。
 無外流居合の最大単一全国組織である鵬玉会は、年間を通じて3つの全日本大会が開催されます。冬の京都「形」に始まり、夏の東京「自由組太刀」、そして秋に地方支部で開催される「試し斬り」です。 遠く2021年の熊本大会から2022年の福岡城大会、翌2023年の国宝松本城、昨年の箱館五稜郭決戦と、由緒ある名跡での開催実績を脈々と継承し、本年の名古屋城開催を迎えました。これまでの数多の積み重ねの延長線上に鵬玉会の旗印があってのことだと思います。本年の重責を担わせて頂くご機会を頂きました武田会長、先の大会実行員の皆様や今大会準備にご協力頂きました全ての皆様へ改めて厚く御礼申し上げます。
 鉈のように身幅が太く、超重量級で刀の姿をした刃物で「ぶった切る」のではなく、重量・サイズともに厳格なレギュレーションを満たした日本刀で、鞘からの抜き打ちの形の初太刀で「鮮やかに斬る」のが私たちの学ぶ無外流居合の試し斬りであり、醍醐味だと思います。
 本当に美しい試し斬りを見ると、初見の人でも思わず圧倒され、息を呑む瞬間があります。歴戦の選手はぜひそんな試し斬りを披露頂き、初観戦・初挑戦の選手はそんな試し斬りをこの大会でリアルに目撃し、存分に感動して自らの道標のひとつに出会うことができれば幸いです。

グランドスラム最終戦、開戦です。
 実は名古屋城は函館戦争後に新選組が名古屋藩(当時ママ)預かりとなり謹慎していた城です。現代に紡ぐストーリー、誰しもがその登場人物になることができる機会が鵬玉会にはあります。オンライン稽古環境から始まり、やがて場所長を任せて頂きグランドスラムのかかった全日本大会開催の一角を担わせて頂く。地方支部の熱量と成長モデルもここに体現いたします。